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2019/11/14 11:32
こんにちは。子育て中、心が“ふわっ”と軽くなる!「大丈夫カレンダー」ブログ担当の小林です。
日めくりカレンダー「大丈夫カレンダー」は、忙しい保護者が子供とおだやかな時間を過ごせるよう
になるための、日めくりカレンダーです。
先日から始まった、カレンダーキャッチコピー全文紹介シリーズ。
今回は、4日目のページを題材に、キャッチコピーのその他の候補や、
決定に至るまでの裏話を、こそっとご紹介したいと思います!
大丈夫カレンダーのキャッチコピーは、保育士さんの現場でやり取りされている、
保護者へのリアルな声かけから生まれました。
https://www.daijyoubu-calendar.jp/blog/2019/07/01/134134
保育士から生まれたキャッチコピーの背景と経緯はこちら。
カレンダー5日目。
「子ども時代は 誰にでも」
これが、カレンダーに正式に採用されたキャッチコピーです。
さてさて、この案に決まるまで、どんな候補が挙がっていたかというと、、、
①子どもは騒ぐものだから
②いつか誰もが とおったみち
③誰でもむかしは はしゃぐ子ども
④誰でも、むかしは子ども
⑤いつか誰もが見た風景
といったキャッチコピーが並びました。
カレンダーのキャッチコピーは、すんなりと決まるものもあれば、
最後まであれやこれやと、意見をぶつけ合ってなかなか決まらないものもあります。
今回の案は、その最後まで決まらなかったキャッチコピーの1つ。
なんだかしっくりこない、というふんわりとしたオーダーを受けて、繰り返し手直しを
した思い出深いキャッチコピーでした。
電車の中で、声を上げてはしゃぐ子ども。
それを見守るような、優しい顔をした大人たちのイラストです。
交通機関や公共施設では、とくにお子様の泣き声やはしゃぐ声が、まわりに迷惑を
かけていないかと、つい気になってしまうのが親心なのだと思います。
しかし、子どもはそもそも、大きな声を出してはしゃぎ回る存在。
目の前の子どもだけでなく、かつては自分もそんな子どもだったはず。
みんながそんなふうに、大きな心を持って許容し合えたら、子どものはしゃぐ声も、
昔の自分の声のように、懐かしく聞こえてくるかもしれません。
そんな思いをもっとも情緒的に表現したのが、決定案でした。
何度も手直しをしましたが、結果、私自身もとてもしっくりとくる言葉にたどり着けた
ように思いました。
子どもは大声ではしゃぎ回るもの。
その存在の前提を、ストレートに押し出したのが①。
そして決定案になる前の、手直しを重ねた過程が②から⑤の表現の変化でした。
私は団塊ジュニアと呼ばれる世代で、生まれた時代は、第二次ベビーブームと言われた、
とても子どもの多い時代でした。ですから、おそらくは今よりずっと、町中に子どもの笑い声
や泣き声が走り回っていたのだろうと思うのです。
一方、その頃同じ子どもだった私には、その時代にたくさんの子どもが笑ったり泣いたりして
いた印象が、ほとんどありません。それはきっと、当たり前の風景のように、意識しないまま
通り過ぎた、つまりは「日常」だったからではないかと思ったりします。
いつか誰もが見た風景。
⑤のキャッチコピーには、いつかまた誰にとっても当たり前の日常になるような、子ども
たちのたくさんいる風景になってほしいという、ちょっぴりセンチメンタルな思いも込められ
ているような気がします。自分ごとですみません(汗。。
そんなわけで、5日目のキャッチコピーはいかがだったでしょうか。
次回はカレンダー6日目を題材に、ブログを書いてみたいと思います。
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