ちゃのま保育園の「大丈夫!」カレンダー

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BLOG

2019/06/21 16:43

こんにちは。子育て中、心が“ふわっ”と軽くなる!「大丈夫カレンダー」ブログ担当の小林です。
日めくりカレンダー「大丈夫カレンダー」は、忙しい保護者が子供とおだやかな時間を過ごせるよう
になるための、日めくりカレンダーです。

さて、前回までは「花王社会起業塾」という社会起業家育成プロジェクトの、
塾生(卒塾生)のみが参加できる、勉強会、意見交換会で、カレンダーのブラッシュアップ
を行なってきた様子をお伝えさせていただきました。


前回のブログはこちら


みなさん、カレンダー製作ってどんなイメージですか?
質問が漠然としすぎてて、ちょっとわかりづらいですかね(笑

私(ブログ担当小林)は、普段グラフィックデザインの仕事をしています。
ですので、これまでチラシやパンフレット等の製作を通じて、多少なりとも
印刷の工程については、理解があるつもりでいました。

ところが、カレンダーの製作は、こだわりだすとまったく様子が違っていたのです。
そこで今回は、また少し趣向を変えて、カレンダーの製作から実感した「ものづくり」
の難しさについてお話ししたいと思います。

あらためて、カレンダーの製作ってどんなイメージですか?
私がこれまで思い描いていたイメージは、ざっくりこんな感じでした。

①コンセプト(内容)を決める。
②グラフィックデザインをする。
③紙や仕様を決める。
④印刷所に入稿する。

ちなみに、流れだけでいえば、おおむね間違ってはいません。
もっと簡潔に言えば、デザインして、仕様を決めて、印刷所に入稿する。
これだけ抜き出すと、実に単純なプロセスのように見えますね(笑

ところが、今回のカレンダー製作は、「いいものにしたい」という思いが
強かったばかりに、早とちりと、後悔の連続だったと言えるでしょう。

まずはコンセプト。
当初はイラストの代わりに、リアルな子どもたちの写真を入れる予定でした。
ところがデザインも進行中のさなか、お子様のプライバシーの問題や、
リアルな子どもの写真を使うことの重苦しさなど、路線変更を余儀なくされて
いきました。

https://www.daijyoubu-calendar.jp/blog/2018/10/01/002751
カレンダー製作会議の様子はこちら。

次にデザイン。
写真を使うことに向けて進行していたデザインは、写真→イラストへの変更
という流れを受けて、1から練り直しとなりました。

続いて紙と仕様。
指先から「あたたかさ」を伝えたいということで、柔らかい風合いのある厚手の
紙を、贅沢にカレンダー加工していきました。当初は日めくりカレンダーのイメージ
から、おもに壁掛けで使うことを考えていたので、カレンダー単体では自立しない
という問題が、すべてが仕上がってから発覚してしまいました。

そこで特厚のクラフト紙で、カレンダーを支える土台を作ることに。
結果、想定外のコストをかけて、がっちりとした丈夫な土台がセットになりました。

最後にパッケージ。
カレンダーと、土台の組み立て説明書、小さなパンフレットを同封してお届けして
いましたが、機械的でさみしいというご意見を参考に、新たに収録した保育士からの
手紙風メッセージパンフレットを印刷して同封しました。

今後やるべきこと。
友人や職場の同僚などに、出産祝いとしてプレゼントしたいというご要望があり、
そのニーズへ向けて、現在はプレゼント用パッケージのご用意を進めています。
おかげで、完成品と思った先から、どんどん豪華になってしまいました。
リリースしたものは、ぜんぜん完成品じゃなかった(笑
愚かしいと笑わないでください。いや、いっそ笑っていただいた方が・・・(^ ^;

すべては「本当によいもの」をお届けしたいがため。
大丈夫カレンダー、今ある製作分のみ、とっても贅沢なつくりです!

いやはや、「ものづくり」って想定外がたくさん。。
以上、カレンダー製作から学ぶ「ものづくり」の難しさでした。


子育て中、心が“ふわっ”かるくなる!「大丈夫カレンダー」販売ページはこちら
https://www.daijyoubu-calendar.jp/

ちゃのま保育園とは 東京都墨田区に実際に存在する小規模保育所。代表は、2人の我が子が待機児童になったことを機に、自ら保育園を立ち上げた墨田区のおかあさん。「茶の間」にいるおばあちゃんのように、愛情たっぷりに子どもを見守り、保護者に寄り添う保育士がそろう、笑顔あふれる保育園です。