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2018/08/22 10:51
こんにちは。子育て中、心が“ふわっ”かるくなる!「大丈夫カレンダー」ブログ担当の小林です。
日めくりカレンダー「大丈夫カレンダー」は、忙しい保護者が子供とおだやかな時間を過ごせるようになるための、日めくりカレンダーです。
このカレンダーは、どんなきっかけで生まれたのか。
今回も、日めくりカレンダーが誕生するきっかけについてお話します。
【きっかけは、発達障害の子を持つお母さん】
前回のブログでは、開発責任者の宮村さんが、自分の子供が待機児童になったことをきっかけに、自分で保育園(墨田区、ちゃのま保育園)を立ち上げたところまでをお話ししました。
今回は、いよいよカレンダーを開発するきっかけとなった、ある出来事についてお話ししたいと思います。きっかけは、保育園に子供を預けて働いていた、あるお母さんの決断でした。
そのお母さん(仮にAさんとします)は、発達障害の子供を抱えていて、仕事と子供の療育の両立に、一生懸命向き合いながら生活していました。しかし、忙しい毎日の中で、しだいに焦燥していく心と体。やがてAさんは、仕事と子育ての両立に疲れ果て、働き続けることを断念してしまったそうです。
言うまでもなく、保育園は「日常的に子どもの保育ができない環境」にあることが条件となっているため、母親が仕事を辞めてしまうと、この条件を満たせなくなり、子どもを保育園に預けることができません。
まして突発的に職を失ってしまったという一時的なものではなく、仕事と子育てを両立する限り、心と体をすり減らす状況はいつまでも続いてしまいます。Aさんが仕事を辞めたのは、きっとその後の覚悟もあってのことでしょう。発達障害の子供の療育に専念するため、保育園に預けていた子供も引き取って、園から去っていきました。
この出来事は、オーナーの宮村さんだけでなく、現場の保育士たちにも大きなショックを与えたそうです。もしこのお母さんが、忙しくも一生懸命な毎日の中に、ほんの一時でも子供とのおだやかな時間を作ることができていたら。
子供の発達に合わせた上手な関わり方を知り、正しい方法で子供と向き合うことができていたら、もしかしたら、心と体の疲弊が限界を超えることなく、仕事と子育ての両立をし続けることができたかもしれない。
その日から、宮村さんと保育士たちは、一生懸命な日々を送る保護者に、ほんの一時でもおだやかな日々を届けられる方法について、深く考えるようになったそうです。もちろん当初は、それがサービスなのか、モノなのか、まだ何もわからない状態でした。
その後試行錯誤を繰り返し、「大丈夫カレンダー」商品開発へとつながっていきます。
次回は商品開発の前に模索していた、過去のいろんな取り組みについてお話いたします。
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